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CHANEL LOHAS Health Life

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紅茶の銘柄



『紅茶の銘柄』

■産地銘柄

◆ASSAM (アッサム)
ヒマラヤ山麓の広大な平原、アッサム地方は自然環境、気象条件ともに理想的な紅茶の産地です。
クセがないいもかかわらず強い味と芳醇な香りがあるアッサムは、濃厚で飲み応えがあり、ミルクとの相性が抜群です。牛乳で煮込むロイヤルミルクティーにもピッタリです。ただし、クリームダウンが起きやすいので、アイスティーには不向きでしょう。
抽出しやすい特性があるので、蒸らし時間は短目がよいでしょう。

◆DARJEELING(ダージリン)
インドのダージリン地方はヒマラヤの山岳地帯。
険しい斜面で栽培されるダージリンはマスカットフレーバーと評されるさわやかな芳香が特長で、4~5月に収穫される極上品は摘採量も少ないため非常に高価。
また、ゴールデンチップと呼ばれる新芽を多く含んだFOPグレードのダージリンは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。
さわやかな味と香りを楽しむには、やはりストレートティーがよいでしょう。
抽出時間は長めにしましょう。

◆NILGIRI(ニルギリ)
ニルギリとは産地の言葉で「ブルーマウンテン」という意味。
なだらかな丘陵地帯で栽培されます。
しっかりとした味わいで、すがすがしい香りがあり、ミルクティーなどにピッタリです。
地理的、気候的にスリランカに近いため、セイロン茶に似た味わいがあります。12~1月にかけて摘採された葉は特に品質に優れていますが、気候に恵まれているため年間を通して生産されています。

◆UVA(ウヴァ)
スリランカ中央山脈の東側、標高1300メートル以上の高置で産出されるウヴァ茶は、独特の強い香りと芳醇な味、美しい水色が特徴です。ダージリン、キーマンに並ぶ世界三大銘茶のひとつでもあり、タンニン含有量の多さにも関わらず、渋みよりもコクを感じさせます。6~9月の乾期に摘まれたものが最高級品で、美しい水色がティーカップの縁に描き出す金色の輪は、「ゴールデンカップ」と呼ばれ、高品質なウヴァ茶の証となっています。

◆DIMBULA(ディンブラ)
スリランカ中央山脈の西側、ウヴァのちょうど反対側にある高地で栽培される。ハイグロウンティーです。
ベストシーズンは1~2月。
高地で産出される紅茶のわりにタンニン含有量が少ないため、透明感のあるアイスティーをつくることができます。
ミントやシナモンティーなどを使ったバリエーションティーにも向いています。
バラの香りに似たやわらかい香りとマイルドな味わいで、様々なアレンジが楽しめます。

◆DOORS(ドアーズ)
インド北東部、アッサム地方に位置するドアーズで産出される紅茶です。
ダージリンに比べると濃い水色ですが、強い渋みはなく、香りもそれほど強くありません。口当たりのよい、コクのある味わいが特徴です。
一般的にプレンド紅茶やティーパッグに多く使用されています。ミルクティーには濃い目がよいでしょう。

◆NUWARAELIYA(ヌワラエリヤ)
スリランカ中央山脈の霧に包まれた山岳地帯で栽培されるヌワラエリヤは、清々しい香りが特徴のハイグロウンティー。
特に乾いた北東モンスーンの吹く12~3月に摘まれた葉は香り高い採高級品です。水色が明るめで、味はしっかりしています。さわやかな香りを楽しむにはストレートティーが最適です。

◆CANDAY(キャンディー)
古都キャンディーを中心にした高原地帯で栽培される代表的なミディアムグロウンティーで、鮮やかな水色とコクのある味が特徴。
スリランカ国内では最もポピュラーな紅茶です。
渋みが少ないので、素材の味を生かすバリエーションティーにはピッタリ。
また、水色が美しいためアイスティーにも向いています。

◆RUHUNA(ルフナ)
シンハリ語で「南」を意味するルフナは、スリランカ南部の熱帯雨林に点在する茶園で栽培される紅茶。
高温多湿な気象条件のもとで産出されるルフナは水色が濃く、いぶしたような独特のスモーキーフレーバーが特徴。
渋みは少なく、中近東の国々で人気があります。
ミルクと相性ピッタリ。

◆KEEMUN(キーマン)
世界最古の紅茶の産地として知られるキーマンは、世界三大銘茶のひとつとして英国で珍重されています。
ランの花を思わせる香りと独特の巣もーキーフレーバはエキゾチックで、ヨーロッパでは「中国茶のブルゴーニュ酒」と呼ばれています。
キーマン独特の香味はストレートティーやミルクティーに適しています。

◆LAPSANGSOUGHONG(ラプサンスーチョン)
ラプサンスーチョンは薫製茶と呼ばれる一風変わった紅茶です。
福建省で摘まれたスーチョンの葉を発酵後に松の木で燻し、着香したものがラプサンスーチョン。
独特のスモーキーフレーバーで、オリエンタルな香りから、キーマンとともにヨーロッパで珍重されています。
アイスティーに向いています。

◆KENIYA(ケニア)
アフリカのケニアで栽培される紅茶で、セイロン茶に似て渋みが少なく、コクがあり、甘さもあります。
ケニア産紅茶は今世紀になってから生産が開始されたため、そのほとんどがアンオーソドックス製法のCTC製法でつくられています。
そのため抽出時間が短く、ティーバッグに使用されています。

◆JAVA(ジャワ)
インドネシアのジャワ島西部で栽培されるジャワ紅茶は、セイロン茶に似たマイルドな香味が特徴。
水色が明るく、ストレートティーやアイスティーに適しています。
年間を通して生産されており、品質も安定しています。
多くはオーソドックス製法のブロークンタイプです。


■ブレンド銘柄

◆EARLGREY(アールグレイ)
アールグレイは中国茶をベースにしたブレンド紅茶にベルガモットを着香したものです。
ブレンドには中国茶のほか、インド茶やセイロン茶が使用されていることが多いようですが、各ブランドによってブレンディングが異なるため、水色や味を特定することはできません。

アールグレイを最初に発売したのは英国のジャクソン社で、1830年のことです。
アイスティーによく使われるアールグレイですが、独特の香りはミルクティーにも最適です。

◆ORANGEPEKOE(オレンジペコー)
オレンジペコーという名の紅茶を見かけた方は多いと思いますが、オレンジペコーはアッサムやダージリンのような産地銘柄名ではありません。
オレンジペコーは茶葉のグレードを示す名称で、例えば、「ダージリンのオレンジペコー(OP)」のように使われます。
オレンジペコーのペコー(pekoe)は中国語で「細い毛」を意味する白毫からきていて、オレンジは葉の色が他の部分の葉よりも薄くオレンジに色に近かったところからきています。
茶葉のグレードの表示としてではなく、銘柄としてオレンジペコーの名で売られている紅茶の多くは、セイロン茶のブレンドである場合が多いようです。

◆ENGLISHBREAKFAST(イングリッシュ・ブレックファスト)
イングリッシュ・ブレックファストの名で市販されている紅茶の多くは、インド茶とセイロン茶をブレンドしたものです。
その名の通り、モーニングティー用に作られたブレンドで、濃い水色と渋みが特徴。
目覚めの一杯に最適。

◆ROYALBREND(ロイヤルブレンド)
多くのブランドがラインナップしているロイヤルブレンドですが、ブレンドの割合はそれぞれに異なります。ダージリン、アッサム、ドアーズといったインド茶の他、セイロン茶など多種がブレンドされています。





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